HOW TO READ
人口の形を読む
一葉(研究員)
先生、人口が同じくらいの町でも、なんだか顔つきがちがうように思えます。何がちがうんでしょうか。
知秋(教授)
年齢ごとの人の数を並べてみると分かる。下を若い人、上をお年寄りにして、左右に男女を積み上げた図を、人口ピラミッドという。
※数値は説明用の仮の例です。
山の形と、つぼの形
若い人や子どもの多い町は、下が広く上が細い山の形になります。お年寄りの多い町は、上のほうがふくらんだつぼの形になります。 ある年代だけが大きくふくらんでいたら、その年代の人が多く暮らしているということです。 なぜその年代が多いのかは、図からは分かりません。図が教えてくれるのは「どの年代が多いか」までです。
人数ではなく、割合で描く
人数で描くと、大きな町ほど図が大きくなり、形が比べにくくなります。この都市では、町の人口全体に占める割合で描いています。こうすると、人口のちがう町どうしでも、形だけを比べられます。
さらに、全国(市区町村なら、その県)の形を線で重ねています。棒が線より外に出ている年代は全国より割合が大きく、内側にある年代は小さい、ということです。 線とのずれは、町の良し悪しではありません。その町にどんな年代の人が多く暮らしているかを示すだけです。
読むときの注意
使っているのは令和2年(2020年)の国勢調査です。5年ごとの調査なので、いまの形とは少しずれています。 年齢の分からない人は除いて、年齢の分かる人口に対する割合にしています。100歳以上はまとめて1段です。 人口の少ない町では、数人のちがいで割合が大きく動きます。
どこで見られるか
閲覧室の国勢の間(都道府県)とわが町の人口(市区町村)、読み解きの間の人口と家族を読み解くで、県や町を選ぶと描かれます。
一葉(研究員)
裾の広い山の形と、上がふくらんだ形があるんですね。
知秋(教授)
そうだ。形を見れば、その町にどんな年代の人が暮らしているかが、ひと目で分かる。