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調べ直したら、順位は入れかわるか
※数値は説明用の仮の例です。
全部を数えた数字と、一部を調べた数字
国勢調査や経済センサスは、すべての人や事業所を数える調査です。いっぽう、社会生活基本調査や家計調査は、一部の世帯を選んで調べ、全体を推し量る調査(標本調査)です。 標本調査の値には、どの世帯が選ばれたかによる「ゆれ」があります。これを標本誤差といいます。
国は、調査ごとに、このゆれの大きさの目安(標準誤差、値に対する割合にしたものが標準誤差率)を公表しています。 この都市では、値に標準誤差の1.96倍を足し引きした幅を「誤差の幅(95%の目安)」として添えています。同じ調べ方を何度もくり返したとき、およそ95%の回で本当の値がこの幅に入る、という意味の幅です。
幅が重なるかどうかを見る
図では、A県とB県の幅が重なっています。この二つは、調べ直すと順番が入れかわることがあります。1位と2位という言い方ほどには、差がはっきりしていないということです。 B県とC県の幅は重なっていません。こちらの差は、調べ方のゆれだけでは説明しにくい差です。
家計調査は、多くの市で90世帯ほどしか調べていないので、幅が大きくなります。展示の上位5市の幅がすべて重なっていることも、めずらしくありません。 なお、ここでいう誤差は、一部を調べたことによるゆれだけです。答えちがいや、調査に答えなかった人による誤差は含みません。
どこで見られるか
社会生活基本調査と家計調査を使った展示では、上位の値の下に「誤差の幅(目安)」の欄を置いています。 窓口の「余暇の過ごし方」「ボランティア」、別館の「家計の帳場」のカード、見くらべの間の表、読み解きの間「暮らしを読み解く」にも、「±」で同じ目安を添えています。
社会生活基本調査は、総務省統計局が公表している都道府県別の標準誤差率を使っています。家計調査は、市ごとの標準誤差率が公表されていないので、統計局が示している近似のしかた(変動係数と調べた世帯の数から出す方法)で求めた目安です。